発達凹凸育児

②自閉症と言われた長男の育児奮闘記〜入園面接からその後Part1~

2次募集に応募する

第一希望の幼稚園に落ちて私たちは近隣の別の幼稚園の2次募集に応募してみました。

応募する気になるまで少し時間もかかりました。

自分達の子育ては間違っていたのか、知らず知らずのうちに手を抜いてしまっていたのか、、

本当に息子に申し訳ない気持ちになりました。

こちらの幼稚園を第1希望にしなかった理由は園庭が非常に狭かったからです。

外遊びが好きな息子がのびのび走り回れる園に通わせてあげたかったためあきらめた幼稚園でした。

先生方の対応は普通で特に可もなく不可もなくといった感じでした。


この時点で幼稚園の先生方に何の信頼も無くなっていたのも事実です。

試験(11月上旬)ではやはり名前と年齢が言えず結果は保留ということでした。

なぜ保留かというと、その幼稚園では2月中旬に新入園児の1日体験保育を行なっているのですが

息子はちょうどその時期に3歳の誕生日が来るころでした。なので、3歳になってから再度試験を行なっ

てそこで名前と年齢が言えれば合格という流れになりました。

チャンスはいただけたもののどうしてうちの息子はすんなり受け入れてもらえないのだろうというモヤ

モヤした気持ちは拭いきれないままでした。

また、正直なところ早生まれは損をするということを肌で感じたのでした。

それはそうですよね、4月生まれの子と2月や3月生まれの子ではほぼ1年の差が生まれてしまうんですから。

私は3月生まれでしたが特別不便もなかった為、

息子が早生まれであることを何とも思っていませんでした。

しかしながら、今回のことで生んだ時期すら間違っていたのかとすら思ってしまうほどでした。

自宅に帰り主人に話をした所、2月の再試験までになんとか名前と年齢を言えるように

息子をサポートしようということになりました。

ちょうどこの時期に児童発達支援教室に通う許可が下りて

週に一度10時から14時まで教室に通うことになりました。

児童発達支援教室の先生方は息子のペースに合わせて

遊びながら発語を促してくださいました。

そして通い始めて3ヶ月が経った頃、ようやく下の名前が言えるようになりました。
(息子の名前はサ行から始まるのですが、先生方いはく、サ行は1番難しい発音で、定着するのが最後のようです。)

しかしながら、やはり大人の焦りが子供に伝わってしまったのか、

恥ずかしがって名前を言わない時なども出てきました。

またなかなか苗字を言うことは難しいようで期限の2月中旬もすぐそこまで迫って来ていました。

幼稚園入園を見送る

頑張って教室に通っている息子を見て、入園を見送ろうと思い始めたのはこの頃です。

もしこのまま息子が幼稚園にギリギリ入れたとしても成長の遅れが原因でスムーズに園生活が送れない

のではないか、それなら1年かけてゆっくり見守り、年中から入園を考えても良いのではないかと思うよ

うになりました。

なので、再試験は敢えて受けずに入園を1年遅らせることにしました。

余計な焦りも消え、息子とゆっくり1年を過ごせることになり私達の気持ちも楽になりました。

次回は、幼稚園を見送ったその1年で長男と何をしたのかを書きたいと思います。